説明
ワールド ファイルとは
ワールド ファイルはラスターの位置情報を定義したファイルです。テキスト エディターで内容を確認することができますが、次のような内容を保持しています。
| 説明 | 例 |
| ① 1 ピクセルの X 方向の長さ | 20.17541308822119 |
| ② 行の回転パラメーター | 0.00000000000000 |
| ③ 列の回転パラメーター | 0.00000000000000 |
| ④ 1 ピクセルの Y 方向の長さ | -20.17541308822119 |
| ⑤ 左上ピクセルの中心位置の X 座標 | 424178.11472601280548 |
| ⑥左上ピクセルの中心位置の Y 座標 | 4313415.90726399607956 |
このファイルが存在する場合、ArcGIS は画像から実世界の座標値への変換を実行します。
画像から実世界の座標値へ変換は、6 つのパラメーターを持つ次の形式のアフィン変換です。
x1 = Ax + By + C
y1 = Dx + Ey + F
**********************
x1 = マップ上のピクセルの計算後の X 座標
y1 = マップ上のピクセルの計算後の Y 座標
x = 画像のピクセルのカラム番号
y = 画像のピクセルのロウ番号
A = X スケール(マップ単位での X 方向のピクセルのディメンション)
B、D = 回転項
C、F = 変換項(左上のピクセルの中心の XY マップ座標)
E = 負の Y スケール(マップ単位での Y 方向のピクセルのディメンション)
注意:画像と地理の座標系の原点が異なるので、y 縮尺 (E) は負です。画像の原点は左上隅に位置しますが、マップの座標系の原点は左下隅に位置します。画像内の行値は原点から下方向に増加するのに対し、マップ内の y 座標値は原点から上方向に増加します。
変換パラメーターは、次の順序でワールド ファイルに保存されます。
20.17541308822119 – A
0.00000000000000 – D
0.00000000000000 – B
-20.17541308822119 – E
424178.11472601280548 – C
4313415.90726399607956 – F
ArcGIS Pro では、ジオリファレンス機能を使用して位置情報を付加することができるため、通常はユーザーが手動でワールド ファイルを作成する必要はありません。
ワールド ファイルの出力方法
ArcGIS Pro では、ジオプロセシング ツールを使用して既存のラスターからワールド ファイルを出力することができます。
- [解析] タブ → [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを表示します。
- [ジオプロセシング] ウィンドウの検索欄にて、「ワールド ファイル」と検索し、[ラスター ワールド ファイルのエクスポート] ツールをクリックします。
- [ラスター ワールド ファイルのエクスポート] ツールにて、以下のようにパラメーターを設定し、[実行] をクリックします。
- [入力ラスター データセット]:ワールド ファイルを作成するラスター データセット
ツールの詳細は「ラスター ワールド ファイルのエクスポート」をご参照ください。