概要
ArcGIS Pro SDK for .NET では、DAML (ArcGIS Pro Desktop Application Markup Language)と呼ばれる ArcGIS Pro の UI を定義する XML 構文を使い、アドインの追加や削除を行うことができます。
ArcGIS Pro SDK のモジュール アドイン テンプレートを使用すると、モジュールと XML 設定ファイル(Config.daml)が自動的に作成されます。また、テンプレートを追加したときにはコード ファイルが追加されます。このように、ArcGIS Pro SDK はモジュール・XML 設定ファイル・コード ファイルの 3 つのコンテンツによって構成されます。作成したアドインは .esriAddinX ファイルにパッケージ化されるため、ユーザー間で簡単に共用できます。
例として、下図のように、リボン内にある既存のボタン(マップ タブ内のブックマーク ボタン)を削除する方法を説明します。
手順
- Config.daml ファイルで、 insertModule 要素の終了タグの後に、updateModule 要素を追加します。refID 属性は既存コマンドの ID の「esri_mapping」を指定します。
- updateModule 要素によって、ArcMap 上のどのモジュールをアップデートするかの定義をします。
- group 要素を追加します。
- group 要素は、マップタブ内に存在するグループを定義します。
- updateGroup 要素を追加し、refID 属性は「esri_mapping_navigateGroup」を指定します。
- updateGroup 要素によって、マップ タブ内のどのグループをアップデートするのかを定義します。
- 「esri_mapping_navigateGroup」は、マップ タブ内にあるナビゲーション グループを参照する既存コマンドの ID です。
- deleteButton 要素を追加し、 refID 属性は「esri_mapping_bookmarksNavigateGallery」を指定します。
- deleteButton 要素によって、どのボタン削除するのかを定義します。
- 「esri_mapping_bookmarksNavigateGallery」は、ナビゲーション グループのブックマーク ボタンを参照する既存コマンドの ID です。
- [ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックし、プロジェクトをビルドします。
- ビルドに問題がなければ、[デバッグ] メニュー の [デバッグ開始] をクリックしてアドインを実行します。
しばらくすると、ArcGIS Pro が起動します。 - Map.aptx テンプレートを使用して、新規にプロジェクトを作成します。
- [マップ] タブの [ナビゲーション] グループから、[ブックマーク] ボタンが削除されていることを確認します。
</insertModule> <updateModule refID="esri_mapping"> <groups> <updateGroup refID="esri_mapping_navigateGroup"> <deleteButton refID="esri_mapping_bookmarksNavigateGallery"/> </updateGroup> </groups> </updateModule>
まとめ
既存の UI のカスタマイズは、updateModule 要素を使用して行います。
既存の UI は、refID 属性で参照します。
refID 属性にいれる値は、下記のリファレンス ページを参照してください。
<ArcGIS Pro DAML ID Reference>
https://github.com/Esri/arcgis-pro-sdk/wiki/ArcGIS%20Pro%20DAML%20ID%20Reference
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